アクション警察DVD店

　現在のりんちぇい様がそれだけ完成度の高い映画に出演されていて、アクションだけではない、人間の奥深さや人生の哲学を、俳優として表現している。それを私は見てしまっているので、やはり今と昔を比べてしまいます。
　・・・辛口と見せかけといて、誉めてるんですよ！！（爆）
　次回作も期待しています。
師匠はどこ？
弱きを助け、強きを挫く正義感あふれる青年が主人公。
ロサンゼルスに住む師匠のもとへやってきたジェットに予期せぬ出来事が…

武術は人を傷つけるためのものではなく、人を助けるため、身を守るためのもの
というメッセージを感じる作品です。

「ハード」なシーンといえば

暴力的な武術教室の悪役集団は女性でもボコボコ。やたら撃ちまくる窃盗グループのボス。
落下。爆発。ガラスの破片が……

良い評価は得られなかった作品ですが
中国人とアメリカ人、中国人と中国人のかみ合わない会話。かなり強い師匠。
師匠よりも強い弟子ジェットのおちゃめなしぐさ、闘いのシーンでのみごとな剣さばきと

若さ炸裂のキレのある動きには圧倒されます。
わたし的には充分楽しめました。

腕の骨折もなんのその。
車を追いかけて疾走したり、格闘シーンもこなしちゃうリンチェイに☆五つ！！
敵役はみんな外国人
リンチェイがツイ・ハーク監督とともに撮った初の映画。
舞台はアメリカ。いかにも田舎者の主人公が、怪しげなアメリカ人と次々に対決する。

リンチェイ＆ツイ・ハークということで期待するなかれ。
できの悪さに日の目を見ず、ワンチャイ成功の後で
復活した、という曰く付き。
ストーリーとか役者さんの演技は、確かにちょっとイタイです。

（特に外国人たち）

でも、アクションシーンはなかなかの見ものです。
ワイヤーをあまりつかってないみたいですし。
リンチェイの動きの早さは圧巻です。
この映画では、右手を骨折しながら撮影に臨んだらしい。
全くそんなことは感じさせませんが。

ということで、初めてリンチェイの映画を観る方には

　昨年、東京と大阪で1回づつ特別上映されたのを見たのですが、日本が舞台で出てきて若干ヘンな使われ方をされたり、チャン・シウチョンやロイ・チョンなど香港人の俳優に無理やり日本語の台詞を喋らせているので、どこかイロモノ映画の雰囲気が出ているのは否めないですが、それ以外は台湾の政治問題などに触れたシリアスな内容で見ごたえがあります。

若き日のアンディ・ラウ演じるチンピラのワディが、身分の違うお嬢様ジョジョと許されない恋に落ち、白いウエディングドレス姿でバイクの後ろで固く自分を抱きしめているジョジョを乗せて夜の街を走るシーンの素晴らしさ。

この映画を見て「スクール・ウォーズ」を見た１部の人が見せる反応、つまり、やり過ぎだよと照れ笑いして一歩引いてしまうか、それともドロドロの「青春」を正面から受け止めて感動できるかどうかが分岐点です。分岐点、つまり香港映画にはまれるか？否かの試金石ですね。

この映画も最良の香港映画のように、痙攣して死ぬところまで、徹底的に、最後まで、そこまでやるの？と言う位、完膚なきまでにやってくれてます。

香港映画最高！！
「いますぐ抱きしめたい」より名作。純愛悲恋物語・・・。
恵まれない生まれゆえヤクザに身を置く男気のある青年と
お屋敷に住む、一見何不自由ない境遇のお嬢様が
お互いの心の奥のさみしさを埋めあう存在として惹かれあうが
お互いの抱える背景は違いすぎ、運命は否応なく･･･。

身分違いの恋という古典的なテーマだが、
古典的だからこそ、その純真さ、けなげさが心にしみる物語。