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夜の大捜査線 [DVD]
・シドニー・ポワチエ ・ロッド・スタイガー ・ウォーレン・オーツ
【20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン】
発売日: 2004-02-20
参考価格: 2,079 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,190円〜
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・シドニー・ポワチエ ・ロッド・スタイガー ・ウォーレン・オーツ ・スターリング・シリファント
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カスタマー平均評価: 5
邦題を付けた責任者よ恥を知れ! ダーティーハリーを意識して「夜の大捜査線」などと言う下劣な邦題に、この映画を観ていてだんだん腹が立ってきたほど素晴らしい作品です。南部の片田舎に起きた殺人事件を題材に、人種差別を前面に打ち出した傑作です。S・ポアチエ、R・スタイガーは勿論、後に「デリンジャー」で名演技のW・オーツ。音楽は全編レイ・チャールズのR&B。未だにアメリカ南部はこうなのか?と驚きました。ポアチエとスタイガ?の微妙な感情の交錯、ラストの素晴らしさを味わってほしいです。
In The Heat Of The Night レイ・チャールズが歌うこの映画の原題でもある「In The Heat Of The Night」をバックに、画面の奥の一点の光が徐々に大きくなり列車の灯りとなり通り過ぎていく渋いオープニングからグイグイ引き込まれる。このオープニングはこれから始まる殺人事件をめぐる「熱い夜」を暗示しているようだ。 この映画に殺人事件の謎解きを期待していると少々ガッカリする。そんなものはこの映画のテーマではないからだ。人間の持つ偏見がいかに危険なもので、冤罪を生んだり人間関係を崩していくものであることを中心に描いたドラマだからである。偏見で自分のやり方を崩さないロッド・スタイガー演じる保安官はその存在自体が観る者に不快感を与えるほどリアルだ(彼はこの役でアカデミーを取っている)。彼の存在は「許されざる者」のジーン・ハックマンに類似しており、何らかの影響を与えているのかもしれない。そして、この偏見だらけの保安官が主人公のシドニー・ポワチエとぶつかり合いながら次第に友情が生まれてくる点もドラマの面白いところ。 クインシー・ジョーンズの音楽や街の風景や綿花畑の映像は南部の雰囲気を十分表現しており、ドラマにリアルさを加える効果をあげている。最近にはない硬派の人間ドラマの傑作といえるだろう。ところで、この「夜の大捜査線」という邦題は「In The Heat Of The Night」を訳したものなのだろうが、大捜査線というと何か大きな黒幕がいる事件を解決する映画と思いがちで(現に私は子供の頃この映画をそのような映画と思い込み初見のときはいささかガッカリした)、原題の雰囲気を出していないと思う。邦題の決め方に問題があるのではないかと思っているのは私だけだろうか。
刑事物の画期となった、映画革命期の「熱い夜」 第40回アカデミー作品賞を獲得した名作です(R.スタイガーが主演男優で、後の名監督H.アシュビーが編集でオスカーを得ています)。当時のハリウッドは大作主義と停滞・硬直化(典型は『クレオパトラ』の大失敗)から少しずつ脱却し、ニューシネマが開花しようとしていました(同年のアカデミーで賞争いをしたのは『俺たちに明日はない』と『卒業』だったのです)。公民権運動云々を抜きにしても、この映画の隅々に原題通りの「熱い」息吹が見え隠れしています。監督達による音声解説は、そんなこの映画先鋭性を伝えて素晴らしいものです。御法度だった女性のセミヌード、黒人が白人を殴るという衝撃、セットから離れて野外で撮影を行い、赤狩りで追放されていたリー・グラントを起用し…。夜の描写も素晴らしい。考えてみればそれまでのハリウッドのカラー作品は、夜であっても全方位からライトが当たってペカペカした印象があります。この映画はカラー作品で光と影の織りなす陰影を見事に表現出来るということを示した、初期の代表的映画なのです(この頃フィルムやカメラの性能が向上したことも要因)。 そして何より、この映画は刑事・探偵ものの転換点になったのだと言えましょう。この映画はマーロウ作品のように、町の2大勢力の暗闘とその結果として起こる悲劇、愛憎、無力感を描いても良かったと思えます。しかしそういうお約束的な筋書きを外し、サイコキラー的な意外な犯人が明らかになるのです。また、アイルランド系のタフな刑事とは別個に、凄腕でスタイリッシュな黒人刑事、という流れが出来る画期にもなったと思うのです。社会悪を追うのではなく個人の内面に巣くう闇を追い、そしてE.マーフィーやD.ワシントンの活躍を用意し…。人種間の融和という大テーマとともに、様々なものがこの映画から受け継がれています。名作と呼べるものはそういったものなのだと思います。
オスカーは誰のも? アメリカ犯罪映画の最高傑作 ロッド・スタイガーがオスカー取っちゃたものだから、以降競演する、俳優が恐れをなした映画です、シドニー・ポワチエが南部の白人にビンタ食らってやり返すところが凄い70年代ですよ、そやりゃ誰だって驚きますよ。ラストの駅のシーンが泣けます。正確には1969年公開です。
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レザボア・ドッグス [DVD]
・ハーベイ・カイテル ・ティム・ロス ・スティーブ・ブシェーミ
【パイオニアLDC】
発売日: 2002-08-23
参考価格: 3,129 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,575円〜
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・ハーベイ・カイテル ・ティム・ロス ・スティーブ・ブシェーミ
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カスタマー平均評価: 5
熱い男の映画 クエンティン・タランティーノ監督の後の出世作パルプ・フィクションの前哨作。いまや押しも押されぬ味のある渋い役者と評されるハーベイ・カイテルもこの頃は使い古された役者というイメージがぬぐいきれなかった。役者の名声を再生させる監督としてもクエンティン・タランティーノの評価は高く、彼の映画の出演を懇願する俳優も多いようだ。6人組がお互いをコードネームで呼び合い強盗を働くが、仕組まれたかのように警察が駆けつけたことから仲間内にスパイがいるのではとお互い疑心暗鬼になる。コードネームやチップを巡って喧嘩したりするシーンから始まるが、急にくる凶暴で残虐なシーンで見る側を動揺させる。6人組の数あわせが合わないことから疑問が出るが、何度か見直すと自らも役者として出演するクエンティン・タランティーノがありえない死に方をしていた。ありえない量の出血でもまだ生きているオレンジ。壮絶な殺し合いと生々しい暴力描写は圧巻です。
超個性的なヤツらが繰り広げる密室ドラマ! チョウユンファ主演「友は風の彼方に」のリメイクってことで観ました。
「友は?」以上にイヌ(もちろん潜入捜査官のこと)探しに重点が置かれており、
ハラハラさせられました。
ほとんど会話ばっかりの映画ですが、登場人物全員が個性タップリに描かれているので、
まったくダレることなく最後まで楽しめます。
この先どうなっちゃうんんだろ?って真剣に思わせてくれる、
最近そんな映画はなかなか無いですよね。
こんなバカげててサイコーな映画は他にない。Go Crazy! Reservoirとは貯蔵庫とか保管とかって意味がありますが、タイトルと 内容が、最初観たときはいまひとつピンときませんでした。 Dogsが警官、という発想が浮かんだ瞬間、「あぁ。タランティーノに またヤラれた。。:-)」という感じでした。 ラストシーンのハーヴェイ・カイテルの表情、あれがこの映画の全てを 物語っていると感じました。素晴らしい俳優です。大ヒットになる要素は全くない(タランティーノらしい(笑)と思いますが、私にはこれぞ映画だ、という実感を体験できる映画でした。 冒頭のマドンナに関するエピソードが伏線ですよね。たぶん。
大っ好き!超COOL! 無駄が無く、かっこいいの一言に尽きます。 タランティーノの最高傑作だと思っています。 前からブシェーミが好きでしたが、 PINK役は、最っっ高に素敵で可愛い。 ジュエルケース版とトールサイズと2つ持っています。 後にも先にも、私にとってこれを超える作品は無いでしょう。
何度観てもゾクゾクするオープニング “マドンナのライク ア ヴァージンは・・・ ”で始まる与太話、その隣では出所不明の手帳に関する子供じみたケンカ。それが終われば今度はチップの支払いに関する一悶着・・・。 今後のストーリーには一切関係しないんだけど、タランティーノ作品に共通する“どうでもいい与太話”はデビュー作のオープニングから、これでもか!これでもか!とばかりに詰め込まれています。 そして彼らがカフェで話題にしたラジオ番組のDJ K.ビリーによる曲紹介と共に流れるオープニング曲の“リトル グリーン バッグ” この曲と共に彼らが赤レンガの壁の前を車に向かい歩いて行くシーンは何度見てもゾクゾクします。 これから一仕事・・・と思いきや、場面は思いもよらぬシーンへ急変するのですが、それは見てのお楽しみということで。
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キング・オブ・ニューヨーク [DVD]
・クリストファー・ウォーケン ・ラリー・フィッシュバーン
【紀伊國屋書店】
発売日: 2005-09-30
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,980円〜
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・クリストファー・ウォーケン ・ラリー・フィッシュバーン
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カスタマー平均評価: 4
この映画、好きです。 とにかく終盤の殺し合いがカッコよくて燃えます。とくにデビッド・カルーソ(CSIマイアミ)がイイ。ラリー・フィッシュバーン(モーフィアス)も狂いまくってます。ウェズリー・スナイプス(ブレイド)なんて暗くて顔がよく見えません。日本版出たんですね。オススメです。
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最強☆彼女 [DVD]
・シン・ミナ ・オン・ジュワン ・ユゴン
【エスピーオー】
発売日: 2009-03-04
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,161 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,423円〜
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・シン・ミナ ・オン・ジュワン ・ユゴン
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カスタマー平均評価: 2
思い出のシーン 物語は、度外視して・・・。
崖の上やエンドロールでの制服姿の回想シーンだけが良かった気がします。
いまいちな作品でした 猟奇的な彼女の監督のクァク・ジェヨン監督の作品ということで最強☆彼女のDVDを購入しましたが、見てみるとたいしておもしろくないですし、途中で眠くなりました。主演の女優のシン・ミナもそれほど美人というわけではなく役に合ってない感じでミスキャスティングだと思いました。最後のソフィーと幼馴染の殺陣のシーンもそれほど迫力もなく今ひとつでした。はっきりいって猟奇的彼女のほうが圧倒的におもしろいです。残念ながらこの最強☆彼女は駄作だと思います、買ってまで見る価値はないです。
駄作、駄作。ひどすぎる。 コンピュータグラフィックがすごい(悪い意味で。)。意味がさっぱり分からないし、ツタやで借りて早送りで見てしまった。借りたことを後悔させるほど、意味がさっぱり分からない。まぁ、韓流の三流コメディーとして見るなら、見る人によっては面白いかも。
でき悪っ クァク・ジェヨン監督作品ということで期待して観てみましたが、正直いまいちでした。
監督作品の彼女シリーズ?の中でも断トツワースト1です。
出来の悪さはそのストーリーの悪さが全てです!!
荒唐無稽な展開、そして全くの意味不明さ。
設定が独特な世界なのは分かりますが、それを踏まえた上でも頭が付いていきません。
この映画から何も得るものは無いでしょう。
キャスト陣はみんな頑張っていると思いますし、なんだか可哀想です。
特に同姓から観てもユゴンはカッコイイです♪
見所はグリーンデスティニーばりの空中殺法でしょうか。
かなりトリッキーなアクションが堪能出来ます。 ただそれだけ...
今回の彼女も、タイトルの通り強いです。 ストーリーは、武術の後継者にして怪力で頑丈な女子大生のソフィが
大学生活と、先輩との恋(片思い)と、武術の存亡の危機とにあばれ
まわる、というもの。
監督はクァク=ジョエン監督。作品はご存知の通り「彼女」シリーズ。
「猟奇的な彼女 [DVD]」
「僕の彼女を紹介します [DVD]」
「僕の彼女はサイボーグ [DVD]」
なお、「彼女」シリーズのヒロインを選ぶポイントは、監督いわく、
「幼少時代を振り返り映画を作っている。強いことと、かわいいこと」
とのこと。監督、だいぶ時代を先取りしてたんですね。
今回の彼女も、もう、タイトルの通り、強いです。肉体的や暴力的な
観点では、おそらく人間としては最強でしょう。
残念なのは、ストーリーがとても脈絡が無な部分と予定調和な部分が
混じっていて、よく分からないこと。シーンだけ切り取ってみれば
十分に楽しめるのですが、それらを繋ぐものがなかなかないのが残念。
逆に、これを女子大生ソフィ(シン=ミナ)の思春期特有のうつろいと
とらえれば、楽しめるかも。
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[ DVD ]
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ドロップ・ゾーン [DVD]
・ウェズリー・スナイプス ・ゲイリー・ビュシー ・ヤンシー・バトラー ・マイケル・ジェッター
【CICビクター・ビデオ】
発売日: 2000-05-26
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 430円〜
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・ウェズリー・スナイプス ・ゲイリー・ビュシー ・ヤンシー・バトラー ・マイケル・ジェッター
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カスタマー平均評価: 5
有名じゃないからって甘くみてた 刑事による犯人グループの追跡もの。題名からも分かるように、スカイダイビングシーンの迫力が素晴らしいこの映画。こんなに迫力あるのに随所に漂うユーモラスな雰囲気がスキ。 もちろん、刑事ものとしても十分楽しめ、お勧めの一本。
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[ DVD ]
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ギャングスター・ナンバー1 [DVD]
・ポール・ベタニー ・マルコム・マクダウェル ・デヴィッド・シューリス ・サフロン・バロウズ
【ショウゲート】
発売日: 2003-12-17
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,790円〜
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・ポール・ベタニー ・マルコム・マクダウェル ・デヴィッド・シューリス ・サフロン・バロウズ
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カスタマー平均評価: 4.5
栄光と破滅 面白い、この作品。
とてもテンポが良く、見ていてグイグイと引き込まれるので、
2時間弱全く飽きずに観られます。
しかし、眼光鋭い主演のポール・ベタニー恐るべし。
あの目で見つめられると男の私でもゾクゾクする。
個人的な意見だが、主人公のギャングスターを見ていてジョニー・ロットンを
思い出した。
ギャングスター ポール・ベタニーがマルコム・マクダウェルよりマルコム・マクダウェルに似ているという感じの不可解現象
ギャングのトップになるためにどんどん自分を見失っていく
帝王フレディに美人な女ができたとき、側で見ていた時の表情
帝王フレディさえも知らない情報を入手した時にもれた表情
すべて放送コードギリギリの怪演
だが人間誰しも親友の彼女の思いもよらぬ綺麗さや、嫌いな人間の思わぬ秘密を握った時などにきづかぬうちにこの主人公と同じ表情になっているのかもしれない
『アメリカンサイコ』が見たくなるような映画だった
ちなみにこれよりかっこいいジャケットの映画はない
ポールベタニーが超クール! このDVDジャケットがメチャクチャカッコイイんですけど。
久しぶりにジャケット衝動買いしました。いや、良い絵です!
長身で細身のベタニーのスーツ姿が超クール!!
いかれた目と仕草がヤバイ雰囲気を醸しております。
歯並びが良いだけに、歯を剥くシーンは怖いですねぇ。
自分的にはラストの展開がちょっと納得いかなかったのですが、
権力を手に入れたはずの強暴な男の虚無感がよく伝わってきました。
アレックスその後 なんとかして「カッコイイ映画歓迎!」な態度を改めようとしてたのにも拘わらず手にした1枚。だって、何の文句もなくカッコいぃでしょが!スーツ姿、タンクトップ&ブリーフ姿!!ホレボレします。 ストーリー的にもなかなかよくできてます。愛への憧憬、嫉妬、孤独がバッチリ浮き彫りされてて◎また、それらが暴力っていう、言わば「対極」と繋がってるトコもいぃです。 ボクが見たマルコム・マクダウェルが出演してる映画は、全部彼が暴れてる映画です。どれもカッコいい!!!
アレックス! この映画はポール・べタニーが好きだから見たけど、それよりも大収穫があった。それがあの「時計仕掛けのオレンジ」のアレックス(マルコム・マクダウェル)がでてたこと。なんか若かりし頃のアレックスを彷彿させる映画だった。見ていてただうれしくなった私です。ポール・ベタニーはあの目がいいね。
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[ DVD ]
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夕陽のギャングたち 完全版 [DVD]
・ロッド・スタイガー ・ジェームズ・コバーン ・ロモロ・ヴァリ
【東宝ビデオ】
発売日: 2003-10-24
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 7,500円〜
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・ロッド・スタイガー ・ジェームズ・コバーン ・ロモロ・ヴァリ ・セルジオ・レオーネ ・ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ ・セルジオ・ドナティ
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カスタマー平均評価: 5
名作過ぎます。 個人的には「J.コバーンの魅力炸裂作品 BEST3」の一つです。
(ちなみに他は”戦争のはらわた”と”ビリーザキッド”)
映像も内容も素晴らしいということは他の方々のレビュー通りですが、私は特に音楽にやられました。こんなにすっとぼけていて、インチキくさくて、それなのに涙が出そうなほど美しい音楽は初めてです。「ションションション」が耳に、いや、心に染みついて離れない。
内容は完全版の編集のほうが断然完成度が上。 でもコバーンの英語の「Duck you sucker」というセリフもはずせない。 作品重視の人はイタリア語版。コバーン好きな人は両方見て下さい。
レオーネの映画の中で最も派手で面白い映画 この映画のダイナミックな戦闘シーン(機関銃の銃撃シーン)は素晴らしい。また爆撃シーンもこれは芸術の域だと呼べるほどの大迫力で個人的にはレオーネ映画の映画の中で最も派手で面白い映画の部類に入る作品だと思う。またこの映画の見所は男の友情でもある。極限にまで追いやられる中で友情を育む男同士ファンとジョンの物語はこの映画の要であり重要な位置に置かれている。相変わらずエンニオ・モリコーネの哀愁漂う音楽がこの壮大な物語を盛り上げる。もちろん娯楽超大作の域に留まらず一つ一つのセリフが胸を打つ。例えば最初のシーンで貴族のような連中が皮肉を込めてファンに話しかける場面、中盤のジョンが聖書を読んでるシーンでファンが必死に訴えかけるように話す場面等。考えさせられるテーマが豊富にある。金持ちは机の上で本を読んで勉強した者でそれをしなかった者はファンのようになってしまう。というようなことを言っていて現代の社会でも同じようなことが言えると感じた。面白い作品でもあるがそれと比例するように深い味わいがある映画だと個人的には思う。現在はこの映画のビデオやDVDは廃盤で手に入らないが、レンタルで多くの人に見てほしい大傑作だ。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・メキシコ! マカロニウエスタンで、メキシコ革命を舞台にした映画(もはや西部劇ではないと思うが)は幾多あれど、この作品はレオーネ監督の超ド級クラス。激しい爆破、銃撃の大アクションシーンに、モリコーネの極上の美しい音楽がかぶさるギャップがまたたまらない。「ショーン・ショーン」というスキャットの掛け声が、実は故郷アイルランドを追われた爆破魔ジョンの本名で、捨ててしまった過去が何度もフラッシュバックするシーンを盛り上げるキーワードにもなっているという構成が泣かせます。これまでは、わりとクールに男と男の関係を描いてきたレオーネですが、ここでは非常にストレートに「男の友情」を描いているのが出色。家族を皆殺しにされた盗賊のファンが、相棒ジョンの死に際に「1人残された俺はどうすりゃいいんだ」と呟く、対するジョンが「革命なんかに巻き込んですまないことをした」と息をひきとる。完全版では、このラストに、まだ平和だったころのアイルランドの思い出がかぶさって...もう最高のラストシーンです。
なぜ:夕日のギャング? 私が始めてこの映画を観たのが22才。30数年経っても「ションション」 は消えることがありませんでした。長い間もう一度観たい映画で、先日やっと思いが叶い入手。ただただ感動しています。監督、俳優、音楽 動作や言葉の伏線が見事に画面に出ていて、映画はこうでなくてはと思っています。若い頃コバーンのウイスキーの飲み方に憧れたものです。 映画フアンを語るなら一度お試しあれ。一度で理解出来るほど易しくはないと思います。
・・・大河ドラマです 私はエンニオ・モリコーネの音楽に痺れました。特に、橋を爆破する(ダイナミック!)ときの美しすぎる旋律。これはコバーンの回想シーンでも流れるのですが、涙が出るくらい素晴らしく叙情的なスコアです。凝ったアングル、長〜いシークエンスが特徴のレオーネ監督のロマンがたぎる傑作。
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友よ静かに死ね [DVD]
・アラン・ドロン ・ニコール・カルファン ・ロラン・ベルタン ・ラウラ・ベッティ
【紀伊國屋書店】
発売日: 2006-12-21
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,930円〜
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・アラン・ドロン ・ニコール・カルファン ・ロラン・ベルタン ・ラウラ・ベッティ
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カスタマー平均評価: 3.5
カーリードロン登場 ネクラな役をやらせたら右に出るものがいない世界のスパースター、アラン・ドロン。
今回は新天地を開くべくカーリーヘアにし、ライバルのベルモンドみたいなネアカなギャングを演じている。
楽しそうに強盗に明け暮れる姿は見ていて爽快感を覚えるが、どうもわざとらしい。もしや、主役はベルモンドにした方が良かったのでは?
ドロン日本での人気絶頂期作品 TVでもめっきり放送されることがなくなった、A・ドロン人気絶頂期最後の作品で、DVD化されるとは望外の喜び、とても懐かしい気がします。この作品のドロンはカーリーヘアー姿で、当時賛否両論ありましたが二枚目はどんな髪形をしていてもサマになります。悔しい!
物語は戦後間もない頃のフランス、強盗を重ねるドロン一味のなんとも憎めない日常生活ととても綺麗なN・カルファンとの甘い生活がアクションシーンとうまく交錯して描かれます。
70年代のドロン作品は、ほとんどが悲劇的な結末で終わるパターンではありましたが、その
あたりが日本の女性のハートをとらえていたのでしょう。また、この作品はフランス郊外の景色がとてものどかで、甘いテーマ音楽とうまく溶け合っています。脇役陣もみな味があり、ドロン作品としては、あまり取り上げられることが少ないだけにこのDVD化はとても意義深いと思います。
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[ DVD ]
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ケリー・ザ・ギャング [DVD]
・ヒース・レジャー ・オーランド・ブルーム ・ジェフリー・ラッシュ ・ナオミ・ワッツ
【ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン】
発売日: 2004-11-26
参考価格: 2,090 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 300円〜
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・ヒース・レジャー ・オーランド・ブルーム ・ジェフリー・ラッシュ ・ナオミ・ワッツ ・ロバート・ドリュー ・ジョン・F・マクドナフ
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カスタマー平均評価: 4.5
とても良い作品でした。 私はネッドケリーという話はここで「オーランドブルーム」検索をするまで知りませんでした。 が、それでも充分内容の理解はすることができました。 そして全て観終わった後に”これほどの作品が日本で公開されなかったのは何故なのだろうか”という疑問がわいてきました。 それ位この作品は素晴らしいものだと思うのです。 別に、ケタ外れな壮大さを持っているわけでも、手に汗握るアクションがあるわけでもありません。 ですがこの作品は差別の酷さや、権力支配の卑劣さを観ているだけで自ずと感じ取ることのできる作品だと思ったからです。 この作品には実際私も考えさせられるものがありました。 観てみる価値はあると思います。オススメです^^
観ろι(`ロ')ノ この映画は実話を元にした作品で、オーストラリアの伝説的な英雄です。 舞台は1871年頃、イギリスの支配下にあったオーストラリア。 アイルランド人が虐げられていた最中、イギリス人に対するネッドの反抗が始まり、当時8000ポンドという破格な賞金が、ネッドとその一味にかけられた。 23000人の嘆願書があったにも関わらずイギリス人によって1880年に処刑された。結局、ギャングなんだけど・・・不正に対して戦ったという事で英雄になった人で、彼をトレードマークにしたTシャツやタオルなどがあるほどの有名人。(映画を観るまで、俺はちっとも知らんかった・・・) 彼が死んでから26年後の1906年。ネッドケリーを題材にした初の映画が公開され大ヒット。 観客は、ネッドが登場すると拍手喝采をするほどで、その人気を危ぶんだ政府が「犯罪が助長される」という理由から公開禁止にもなった。しかし、彼の人気は衰えることを知らない。 1920年にまた映画が作られ、40年代にはシドニー・ノーランという画家がネッドを題材にした作品を描いてもいる。 その後も何度も映画化されている。 驚くことに、あのミック・ジャガー(ローリング・ストーンズ)もネッド・ケリーに扮して演じている映画もある。 個人的に、ミック・ジャガーのあのふてぶてしい顔が好きじゃないので観たいとは思いませんが・・・。 この映画は、「ロック・ユー」「悪霊喰い」などに主演した密かなボクのお気に入り俳優の一人、ヒース・レジャーが出演しています。 彼の演技もそうですが、この映画の見所はヒースの乗馬捌き! かなり上手いです。 「ロック・ユー」でも彼の馬捌きが垣間見れます。 ちなみにこの映画は「馬のち○こ」が観れる特典がついてます。
無法者の英雄 ネッド・ケリーはアイルランドの移民の子。貧しさと政府への不信からあえて無法者として生きた実在の人物であり伝説的な英雄。銀行を襲った金を貧しき者たちへ分け与え、抵当証券を焼き捨てる。そんな彼はまさに無法者。 しかしネッドは移民オーストラリア人たちにとっては今も昔も誇らしい英雄。この英雄伝説の映画化は今までにも何度となく繰り返されてきたし、鋼鉄のよろいに身をかためたネッドはシドニーオリンピックのオープニングショーにも登場していた。なぜこれほどまでに移民オーストラリア人たちが彼に誇りを感じているか、この作品を観て理解できたような気がする。
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バンディッツ(特別編)
・ブルース・ウィリス ・ビリー・ボブ・ソーントン ・ケイト・ブランシェット
【20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン】
発売日: 2008-10-10
参考価格: 1,490 円(税込)
販売価格: 1,490 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,330円〜
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・ブルース・ウィリス ・ビリー・ボブ・ソーントン ・ケイト・ブランシェット
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カスタマー平均評価: 0
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