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[ HD DVD ]
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砂の器 [HD DVD]
・丹波哲郎 ・加藤剛 ・森田健作 ・島田陽子 ・山口果林
【松竹ホームビデオ】
発売日: 2006-06-24
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 5,040 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,380円〜
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・丹波哲郎 ・加藤剛 ・森田健作 ・島田陽子 ・山口果林 ・松本清張
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カスタマー平均評価: 5
いわずと知れた、日本映画の名作、必見です。原作:松本清張×監督:野村芳太郎×脚本:橋本忍,山田洋次の豪華製作陣による、人間の「宿命」を描く名作。傑作社会派ミステリーでありながら、より人間ドラマである。 いわずと知れた、日本映画の名作、必見です。
国鉄・蒲田駅操車場で起きた殺人事件、二人の刑事の執拗な捜査による意外な物証から、やがて容疑者が浮かび上がる。
見て最も感じたのは、物語序盤から少しずつ地道に進められていく捜査過程が、丁寧に描かれているということです。
その捜査は、名物刑事の強引な勘や、無理な偶然などではなく、きちんと捜査されて除々に浮かび上がる真実と過去であるからこそ、その物語に引き込まれていきます。
このために、クライマックスの、和賀英良とピアノ協奏曲「宿命」の演奏を背景に、丹波哲郎が涙ながらに過去を語るシーンが生きてきて、感動に導かれるものだと思います。
このピアノ協奏曲「宿命」もまた本作において非常に大きくウェイトを締めており、菅野光亮氏の作曲・ピアノ演奏(音楽監督:芥川也寸志氏の協力)による音楽、四季の映像、俳優陣の名演の相乗効果がクライマックスの感動を呼んでいます。
丹波哲郎演ずる刑事は、執念深いことはあっても普通の家族持ちであるし、森田健作も若く真面目ではあっても、二人とも普通の人間であるところも、話をよりいっそうリアルに感じさせ重要であると思います。
加藤剛さんは、出演シーン特にせりふは思ったより少ないにもかかわらず、「宿命」を「生まれて来たことと、生きているということ」と語る場面など存在感があり、特にコンサートでの演奏時の「表情」で、そこに至るまでの人生を表現している様が強く印象に残ります。
他にも、終盤の加藤嘉さん、緒方拳さんら俳優陣の人間味のあふれる演技にも感動必至です。
個人的には、「八つ墓村」「八甲田山」にも出演した加藤健一さんが駐在のおまわりさん役で出演しているのも要チェック。現在は、加藤健一事務所(1980年?)・劇団を主宰されており、下北沢本多劇場での毎年数回の公演で精力的に活動されています。
加藤嘉さんが好きです
オーケストラのオープニングタクトが降りた瞬間とシンクロさせて
お遍路のシーンへとサッと切り替わる手法が巧いですねえ。
ここだけは、判っていても毎回、涙がピュっと出ます。
加藤嘉さんは、復讐するは我にありの弁護士役や白い巨塔の病理学者役
など、どこか知的でどこか独りよがりっぽい人物を好演しています。
隔離政策を取らざるを得なかった当時の感染症犠牲者のいわれの無い
残酷な運命をその優しい表情に隠して、まさに本作のキーパーソンを
タイトに演じています。
ミステリーの部分の面白さは、一度見てしまうと二度目からは興味が削がれ
ますが、人間ドラマの部分は何度見ても飽きることがない作品です。
昭和の風景へのノスタルジーも外せない要素です。音楽も重厚。
歴代邦画ナンバーワンは七人の侍か、砂の器、のどちらかでしょうね。
この映画の本質を理解するためには 私が初めて見た記憶は はるか昔の事で
小さかった事もあり 意味が判らなかった。
所帯を持ち 父親となって 改めて見た。
今は 何回見ても 涙が滲む。
砂の器のレビューでは 否定と肯定の差が酷いようだが
この映画を 本当に理解するには
予備知識(らい病の差別の歴史 戦前当時の地域社会とか)
と 子育ての経験が必要だと思う。
本物の映画は 落語と同じ様に 見る側にも知識と教養がないと本質が見えない。
感動した 日本映画の代表作と言っても過言ではない作品であると思った。
配役や音楽も素晴らしく最後まで夢中で観た。
ただ、内容は子の親への愛情と過去との決別の葛藤をうまく描いている一方、後半の回想シーンで実質的に作品が終了しているため、過去との決別をすべく殺人まで犯した息子の心境が今一つ理解できず、最後に息子の告白シーンがあったら、なお良い作品となると思った。
なお、丹波哲郎の熱演が必見であり、未だ原作を読んでいないが是非読んでみたいと思わせる作品である。
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[ DVD ]
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双生児〜GEMINI〜 特別版 [DVD]
・本木雅弘 ・りょう ・浅野忠信 ・竹中直人 ・藤村志保
【ワーナー・ホーム・ビデオ】
発売日: 2000-05-12
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 688円〜
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・本木雅弘 ・りょう ・浅野忠信 ・竹中直人 ・藤村志保 ・江戸川乱歩
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カスタマー平均評価: 4
乱歩と塚本が混在 前半の原作に割と近い部分は、いわゆる乱歩ワールド的な雰囲気が漂い、後半の創作部分は、これまたいかにもという塚本ワールドが広がる面白い映画だと思う。自分は乱歩も塚本作品も大好きなので、非常に楽しめた。原作にある、双子の片割れを井戸に落とすシーンが終わると、途端に塚本ワールドが侵食し始めていく。役者の動き方が「鉄男」みたくなっていくんだよね。
本木雅弘演ずる双子の性格・性質が、互いに互いを蝕んでいくような後半の展開は、非常に面白いと思った。りょうのヘタウマな感じの演技も、塚本作品らしくて微笑ましい。一本の映画に乱歩・塚本の二つの世界が溶け合わずに混在する、珍しい作品なので、一見の価値ありだと思います。
主演・本木の神々しい役作り 封切の時に映画館でこの作品を見た。この映画は、2つの点で素晴らしかった。1つは主演の本木雅弘が、役に、強烈な神を注入していて、尋常でない役作りをしているのだ。彼を見ていると、この映画に出演する彼以外のすべての役者は、狂気を装った演技をしているに過ぎず、まったく凡庸にみえる。ちょい役で出演していた、あの竹中直人でさえ、本木雅弘に比べると凡人にみえるほど、本木の役作りは、狂気そのものだった。
捨吉と雪雄を演じる、本木の神々しいまでの役作りに加えて、2番目の素晴らしさは、塚本監督の超現実的なカメラ移動が、すごい点だ。『鉄男2』でも駆使した、低視線での走るカメラ移動の採用は、おどろおどろしさを増幅している。また明治時代の木造家屋の不気味さを描くことにも成功している。十分に原作の江戸川乱歩の世界を再現しているといえるだろう。
とっても残念なのは、本木雅弘と狂気を共有せねばならない相手役の女優が、メイクはともかく、黙っているうちはまだよい!しかし、彼女の台詞を伴う部分になると、役者が演技しています!という、振り切れない何かが残っていて、本木にとって相手に不足という点がとても残念だった。
しかし、僕自身が熱心に見ていたものの、一般受けは、できないようで、上映中、8組のカップルのうち2組は上映開始後20分も経たずに、途中で退席した。さらに、映画が終了し、最後の文字がスクリーンから消えたとき、振り向くと、僕自身を含めて、たったの5人しか残っていなかった。
塚本晋也監督失敗作代表! 高円寺駅前の新星堂(今はもうない)にて、ジャケ買いしたが、買って損した感たっぷりの一品。ハッキリ言うと失敗作。 江戸川乱歩の原作で、塚本晋也監督で、モッ君主演で、眉なしメイクで、むっちゃ期待するシチュエーションで、どおおしてここまでつまらない代物が出来上がるのか、ほんまに不思議である。 パッケージには「私の中に二人の男がいる」と書いてあるが、大嘘。「りょうの中に二人の女がいる」が正解。その、りょうなんだけど、やっぱ単なるモデルだから演技が下手。勘違いして自分の肩書きを「女優」にしているとしたら、相当なバカだと言えよう。モッ君も可哀想にねえ。頑張れば頑張った分、全部が空回りしちゃって。ほんま、気の毒。竹中直人も浅野忠信も、存在の必然性全くなし。別の役者で十分。 よくこんなモン、海外の映画祭に出したよな。別の意味で勇気のある行動だったと思うよ。
美しい たくさんの賛辞同様私も最高の映画のひとつであると胸を張っていえる作品だと思います。本木好きで塚本好きな私にとって良かったなぁと感じさせられる作品です。どんなに高い実力を持つ役者でも旬の時期に良い監督や良い映画に出演する機会は本当に少ないものです。本木さんがそうでした。気品があり妖艶な本木さんがようやくその魅力を全開に出来た作品といえます。塚本晋也監督もやや開けた感じがして最高に良かったです。柴崎コウを三池さんが取る時代だから塚本監督にもどんどんメジャー映画を撮って欲しい。出来れば今度は北村一輝を撮って欲しい。
いい映画なのかもしれない。でも、怖いよぉ〜 〜あまりネタばらしをしてはいけないと思いますが、急患2名が同時に医院を夜訪ねるシーン、むちゃくちゃ怖いです。私はあまりに怖くて、耐えきれず、DVDをそこで一旦止めました。それ以外にもいろいろ、暗くて、じめじめしていて、なんだかなぁ〜、というシーンもあります。〜〜 もっくんは名演技ですし、浅野君も良くやっていると思います。ホラー系が得意な方には恐らく5★なのかもしれません。私はダメでした。心臓の悪い人は見ちゃだめでしょう。ということで2★。〜
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魔の刻 [DVD]
・岩下志麻 ・坂上忍 ・岡本かおり ・宮下順子 ・岡田裕介
【東映ビデオ】
発売日: 2007-05-21
参考価格: 4,725 円(税込)
販売価格: 3,743 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・岩下志麻 ・坂上忍 ・岡本かおり ・宮下順子 ・岡田裕介 ・北泉優子 ・田中陽造
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カスタマー平均評価: 3.5
すごくきれいでした。 テーマは重かったけど、坂上忍の演技がうまかったし岩下志摩さんの演技がうまかったしきれいでした。今見ても、衝撃があります。
R-15ってほどでは 岩下志麻さん主演の母子相姦作品。
「黒い雪」といい「白蛇抄」といい、なんでこういうふうに重?く作る必要があるのだろう。こんなに深刻な感じに
する必要があるのかな。べつにおおらかにする必要はないのだけど、この作品には、タブーを破ることによる禁じ
られた背徳の快楽、という視点が欠落しております。
けど、岩下志麻さんはヨイです。胸の谷間がちょっと見えるだけですけどね。こういうお母さんはGOOD。
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頭狂23区外 ~ユルセヌ~ [DVD]
・二宮優 ・相沢紀美 ・乾曜子
【オルスタックピクチャーズ】
発売日: 2003-10-23
参考価格: 6,090 円(税込)
販売価格: 6,090 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
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・二宮優 ・相沢紀美 ・乾曜子
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カスタマー平均評価: 0
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ペルソナ [DVD]
・山崎真実 ・萩原聖人 ・鈴木砂羽 ・佐野史郎 ・森次晃嗣
【ポニーキャニオン】
発売日: 2008-06-18
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,161 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,980円〜
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・山崎真実 ・萩原聖人 ・鈴木砂羽 ・佐野史郎 ・森次晃嗣
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カスタマー平均評価: 2.5
ダメダメ映画 とりあえず山崎真実が出てるから観たけど萩原聖人の過去の設定なんかいらねーよ。つーか萩原聖人自体いらねーよって思った。脚本も演出も撮影も全部ダメダメダメダメ映画。山崎真実を全く生かせてない。ちなみにフジテレビの小林少女も最低のダメダメ映画だった。
ダレだよ、企画したヤツは? 女優さんとか、監督さんのことはわかりませんから、映画ファン(SFとホラーばっかりなんですが)として書かせていただきます。まず、主演女優さんのアクションはかなりイケます。カラダがやわらかく、脚が美麗で『のけぞりキック』は、うお! かっこいい! と、それだけで、感激モノです。しかーーーし、ストーリーがまるでショボイ!! 人格融合で超人を造り、それを政府が奨励し、このため生まれた夫婦の悲哀と、たまたま融合されてしまった女性の悲劇。なんじゃ、このスケールの小ささは!! まるで、高校生の自主上映のレベルじゃないですか。この程度で、政府が動くか? 捕獲するのに頭数だけ揃えるというのもショボい。どうせなら、マシンガン部隊とか、戦車や装甲車、ヘリコプターぐらい用意したら面白いのに! そして、最後は佐野史郎もミューテーションして、市街を破壊するくらいの心意気をみせて欲しい。こんなんじゃ、なんで、政府が動く必然性があるのかが、まったく伝わってきません。(しかも、日本だろ!)カタルシスも皆無。ジャポネスク的悲恋物語とSF的なガジェットがまったくカミあっていないのが致命的です。もっともっと大風呂敷を広げれば、こんなタンジュンな設定でも、いくらでも面白くできるのに!!! ダレだよ、企画したヤツは?
山崎真美はがんばっていたと思う。俳優陣はよい顔ぶれ。 本作最大の見所は「山崎真美のアクションのキレ」。この一点に尽きる。なぜなら脚本がボロボロだからである(笑)。こんなに面白くなりそうなストーリーをこうも分かりにくくするとは、脚本家も大した腕だと思うぞ。俳優陣も萩原聖人、佐野史郎、鈴木砂羽、木村祐一らA級なのに、もったいないなあ。ところで山崎真美だが、新体操をやっていた過去があると思うので、アクションはけっこうサマになっていた。最後の大立ち回りは特に見事であり、クェンティンがこれを観たら、監督作で使ってくれそうなくらいだ。谷垣アクション監督の指導もあるだろうが、本人の素質も大事。なぜなら、別作品で同じ指導を受けた蒼井そらが「なんちゃってアクション」にとどまっていたのに比べると、大きな差があるからだ。このあとも本広組の作品にも出ていたりと着実に進化しており、楽しみである。もう少し「痛み」(出血シーンとか)の表現があればよかったけど。ホンはダメだが、山崎真美のキレに星3つ。
ダメじゃん どきゅうのC級映画。戦闘シーンだけは何故か上手く処理してたけど…。見ない方が絶対良い! タイナカサチさんの曲も台無し。
山崎真実が現時点で若手アクション女優NO1は間違いないが 萩原聖人、鈴木沙羽、佐野史郎ら演技達者な人を揃えたわりに、脚本、演出が凡庸でイマイチぱっとしない。アクションシーンも前半に少しとクライマックスシーンだけで、物足りない。
中盤逃げ込んだ病院で襲撃されるシーンはアクションの見せ場の一つになりうるのに、室内で格闘してる音だけでカメラは外からドアを映してるというお粗末さ。
山崎真実の新体操で鍛えた肉体を活かしたアクションが売りなのだから、どうせならジージャ・ヤーニンのチョコレートばりに全編アクションの連続!みたいな映画にしてほしかった。
今後に期待という意味で☆4つ。
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[ DVD ]
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ここに泉あり [DVD]
・小林桂樹 ・岡田英次 ・岸恵子 ・加東大介
【エースデュース】
発売日: 2004-12-24
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,935 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・小林桂樹 ・岡田英次 ・岸恵子 ・加東大介 ・水木洋子
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カスタマー平均評価: 4
音楽映画 これは今の群馬交響楽団設立の経緯を描いた音楽映画。山田耕筰がカメオ出演しいるのが貴重な映画でもある。例によって今井監督は主演者たちを突き放して描いているが、最後まで希望を失わないという点では爽やかな印象を残す。一部「オーケストラの少女」を真似たところがあるという指摘はあるが、それはあまり些細な事柄かと私は思う。それよりも岸恵子のライバル役の草笛光子が登場するシーンが全くないことが重大である。どうやらTV放映の時に削除されて行方不明になったとのことだ。約30分の部分でどこからか出てくればいいと念じているのだが......。
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[ DVD ]
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ある殺し屋の鍵 [DVD]
・市川雷蔵 ・西村晃 ・佐藤友美 ・山形勲
【角川エンタテインメント】
発売日: 2004-08-27
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,935 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,149円〜
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・市川雷蔵 ・西村晃 ・佐藤友美 ・山形勲 ・藤原審爾
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カスタマー平均評価: 3
面白かったです♪ 前作は、何があったんだろうと見る側に
想像させるパズルのような面白さがあった。
この続編は、次々に派手なシーンを見せる
ばかり。見る側の想像力は不要だった。
グラスの指紋に気を配っていた前作に比べ、
今回は指紋をベタベタ残して素人みたい。
最後のシーンはバレバレ、トホホ・・。
見どころは、日本舞踊のお師匠さん役の
雷蔵さまが教えたり舞っているシーン。
プール、クルーズ、飲み屋に行ったり、
いろいろな格好で登場するのも楽しかった。
音楽もいい感じだし、ピンクのお布団に、
こっそり隠れる姿がおかしかったです♪
男の哀愁 「ある殺し屋」シリーズ2作目は、脚本から増村保造が離れて構成にまわり、 それとともに、フラッシュバックを多用したタイトな構成をみせた1作目とくらべ、 気負いと意気込みがやや薄れたのか、ショットや編集に雑な部分も見られ る。 また、1作目で強く強調された「戦後」が僅かに最初のほうでのインサートで 名残りをみせるだけとなり、入れ替わるように、かすかに戦後を引きずる 市川が表徴する過去=日舞=モノトーンの日本建築と、佐藤友美がもつ 現代的な雰囲気と彼女に呼び出されるクラブのカラフルな照明といった、 比較的単純な対比を軸とした作風を見せる。 ただ、引き続き撮影を担当する宮川一夫一流の白黒映画で養われた 陰影へのこだわりも健在で、それは赤い夜の非常階段、そしてそれに つづく青い夜の空の下での市川のシルエットといった魅力的なシーンを 作り出してもいる。また前作で実験的に使われたズームが今回は執拗 に用いられるが、おそらく森監督の意図であろう。 一作目に比べやや迫力にはかけるが、ラストで佐藤に裏切られ去って ゆく市川の肩越しに漂う男の哀愁がとても印象的。
雷蔵、現代作! 雷蔵が現代作にでてるとどうも違和感を感じる。 というのも私が時代劇ファンで、その中でも雷蔵の大ファンということになると やはり不本意ながらそういう気持ちをもってしまうのも仕方の無いことか・・・。内容は、なかなか昭和社会に渦巻くものを描きつつ 暗躍する殺し屋の、孤独さが漂っていて良い。 雷蔵もやはり巧い。 時代劇の雷蔵に見慣れた方はちょっと違った雷蔵をみるには こういった作品もいいかもしれないですね。
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[ DVD ]
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探偵事務所5”~5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語~B File「522失楽園」 [DVD]
・成宮寛貴 ・宮迫博之 ・田中美里 ・永瀬正敏
【エイベックス・トラックス】
発売日: 2006-03-01
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 通常4〜6日以内に発送 )
中古価格: 470円〜
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・成宮寛貴 ・宮迫博之 ・田中美里 ・永瀬正敏 ・林海象 ・林海象
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カスタマー平均評価: 3
見逃せない マイクシリーズテイスト溢れる描写と演出に宮迫、成宮の演技がよくはまっている。永瀬正敏の演技も秀逸。佐野史郎ら豪華傍役陣も見逃せない。もう少しストーリーが落ち着くと見易い。
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[ DVD ]
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女経 [DVD]
・若尾文子 ・川口浩 ・山本富士子 ・船越英二 ・京マチ子
【角川映画】
発売日: 2008-11-21
参考価格: 4,725 円(税込)
販売価格: 3,743 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・若尾文子 ・川口浩 ・山本富士子 ・船越英二 ・京マチ子 ・村松梢風
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カスタマー平均評価: 5
眠っていたお宝映画 「耳を噛みたがる女」(増村保造監督、主演:若尾文子)、「物を高く売り付ける女」(市川崑監督、主演:山本富士子)、
「恋を忘れていた女」(吉村公三郎監督、主演:京マチ子)のオムニバス映画。
崑監督曰くこの作品は大映の企画で製作され、監督・主演女優ともに年功序列的なセレクトだったそうです。
とにかく自分たちで存分に愉しいものを作るということがコンセプトにあったとかで、四の五の言わずに見れる、
見ていただきたい作品だそうです。
増村監督の作品はとにかくテンポが良く軽快。彼の初期の作風そのままって感じで見ていてあっという間。
増村監督作品に欠かせない左幸子の脇役も本当に巧いです。
崑監督は正直前半退屈でしたが、中盤からグググと面白さが増して後半まで見ると実に濃厚且つ秀逸な映画的作品でした。
見終わって感じたのは「3本中一番良いかも」。
吉村監督は相変わらず光の使い方が特長的だなと思いつつ、京マチ子との息のあった演出がやはり見もの。
演技はピカ一、3人の中では一番安心して見れます。
前半は蓮っ葉な京都女なんですが後半で魅せる女性らしさが実に妖艶でひきつけられます。
カメラは宮川一夫さん。
とにかく映画ファン、特に60年代の日本映画が大好きな方には間違いなくお薦めできる一本です。
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[ DVD ]
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幻の湖 [DVD]
・南條玲子 ・隆大介 ・星野知子 ・かたせ梨乃 ・関根恵子
【東宝ビデオ】
発売日: 2003-04-25
参考価格: 6,300 円(税込)
販売価格: 4,990 円(税込)
( 通常4〜6日以内に発送 )
中古価格: 4,000円〜
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・南條玲子 ・隆大介 ・星野知子 ・かたせ梨乃 ・関根恵子 ・芥川也寸志 ・橋本忍 ・橋本忍
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カスタマー平均評価: 3.5
どう見てもバカ映画 どう見たってバカ映画。徹頭徹尾バカ映画。救いようのないバカ映画である。
だって内容が錯乱してるもの。この映画が企画の段階でストップしなかったことが日本映画界の問題そのものだし、お蔵入りにならないで公開された事に当時の映画業界の首脳陣のだめさ加減が出ている。そういう意味では反面教師的作品だろう。自らの名声を自らの手で地に落としてしまったという点では「さよならジュピター」と同レベル。
金出して買うもんじゃない。私はCSで観ました。
茶化されなくてはとてもDVDになんぞならなかったまさに「幻」の作品だろう。
評価意味なし… 真剣すぎる創造行為は時として異質に見えたりする。それを受け入れるか否か。はたして自分は…
天下の奇映画 おかしな映画を作ろうと思って作れるものではない。これは橋本忍が原作小説を書き、二年後に映画化を実現させたもので、もともと橋本は『独裁者のラブレター』など、ハードボイルド風の小説や、戦国時代を舞台とした小説をぼちぼち書いていたが、いずれもこの映画を思わせる不器用でかつ壮大さを狙ったものだった。そしてそのような原作は、脚本家がばっさり手を入れでもしない限り、こんな豪華キャストで映画化はされないだろう。また橋本にもう少し常識があったら映画化はされなかっただろう。その意味でこれは奇蹟的な怪作映画なのである。
なお「宇宙パルサー」という存在しないものが出てくるのはご愛嬌として、「書類送検」の説明は間違っている。
安易に茶化さないで、評価は自分の目で確かめてみてほしい映画です。 脚本家である巨匠・橋本忍が、満を持して原作/脚本/監督した、
砂の器、八甲田山に続く、橋本プロダクション第三作にして、東宝創立50周年記念作品。
オーディションで選ばれ、本作がデビューとなった南條玲子の体当たりの渾身の演技と、
愛犬の死を発端にした女の執念と、時空を超えた愛を、マラソンを通じて描く、独特のストーリー展開が見もの。
南條玲子とともに、星野知子も美しく、そのエピソードは悲しい。
共演の長谷川初範は「ウルトラマン80」の直後の出演で若々しい演技。
その他、この時代の味のある俳優さんたちが脇を固めているのにも注目。
そして、芥川也寸志による音楽がいい。
また、主人公が愛犬とジョギングする琵琶湖周辺の四季の景色は美しく、
東京パートでは、駒沢オリンピック公園が登場、懐かしいです。
DVDでは、映像特典としては、予告篇2パターン、特報2パターンを収録。
ギャラリーとしては、劇場用スチール16枚(カラーとモノクロ)、場面スチール(カラー)15枚、ポスター2種を収録。
近年雑誌「映画秘宝」などで、さんざん、からかわれたのをきっかけに、トンデモ映画としての評価だけが高くなり、そのおかげでDVD化。
喜んでいいのか、悲しんでいいのか。
安易に茶化さないで、評価は自分の目で確かめてみてほしい映画です。
確かに、映画としてバランスが偏っていたり、特撮がチープだったり(当時の技術の限界か)、マラソン・シーンが長いとか、
演出など他にもたくさん欠点が考えられる映画ではありますが、映画としての厚みは確かにあると思います。
やはり、作者が3役を兼ねると、調整してくれる人との対立が生まれないため、唯我独尊、どうしてもバランスが偏ったモノになりがちです。
(これが良い方向に向かうと、傑作が生まれるのですが。)
それでもパターン化された、単純明快すぎる映画よりは、余程味わいがあっていいかも。
人生とは、ひたすら走り続けることなのだ(笑)! 見終わった後、劇画調の顔で、私。
「人生とは、突っ走り続けることなのだ!」
物語の約1/4が主人公のランニングに費やされるというこの作品。まさに、突っ走り続けた結果、誰にも止められない不可解な作品になってしまった。それが本作品。オープニングからラストにたるまで、ひたすら走り続ける主人公。それも間違った方向に。
それでもテーマを一つに絞っていれば、ここまで破綻した内容にはならなかったかもしれない。例えば愛犬シロとの絆を描くとか、謎の雅楽師(なんと、NASAの宇宙飛行士!…それにしても、宇宙パルサーって?)との恋愛とか、メインテーマがきちんと絞られていれば、もう少しまとまった内容になったと思う。
しかし、あれもこれもと色々な要素を融合させた結果、一体時代劇なのかサスペンスなのか、スポーツなのか恋愛なのか、それともSFなのかもはや誰が見てもジャンル分けできないカオスな作品に仕上がってしまった。
愛犬シロを殺したヒゲ親父を、着物姿で出刃包丁片手に、日本髪を振り乱しつつ凄まじい形相で追い掛け回す主人公の姿は、あの貞子ですら霞んでしまうほどのインパクトを与えることだろう。そして、パッケージの写真がちょうどそれ。
また、登場人物を含む各要素も変で、アメリカ諜報部員がソープ嬢をやってたり、シロの墓前と出刃包丁がソープランドにあったりするなど(そんなソープランドは行きたくない!)あらゆる面で常軌を逸している。
この作品は、ネタバレでもいいので内容紹介をしているサイトをのぞいてから買った方が懸命だろう。
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